いまさらですが『夜と霧』を読みました

少し前にNHK『100分で名著』という番組でこの本を取り上げており、そこでは「震災後、被災地でこの本が多く読まれている」というかたちで紹介されていました。

恥ずかしながらいままで読んだことがなかったので、これを機会に読んでみました。太平洋戦争での敗戦後、多くの方が読んで励まされたというこの本が、いま震災被災地で読まれている、というのはどういうことなのか。

結果、「なぜもっと早く読まなかったのだオレは」本の今年第一号となりました。

本の内容自体はさまざまなところで紹介されていますし、たとえ僕が本書のなかで「ここが核心だ」と思った部分をここに引用したとしても、その前後の過程を踏まえてでないと、おそらく正確に理解・把握することは難しいように思えます。なので、ぜひご自身で読んでみてください。後悔はしないでしょう。もしかしたら、つらい時に読んだほうが効くかも。

世の中と自分の人生とに絶望しかかっていて「この先どうやって生きていけばいいのか」という人に対して、「人生を生きること」をどう捉えればいいのか、というヒントが示されています。ただ、「世の中にはこんなに過酷な状況の人がいるんだから、オレなんかが泣き事を言ってはいけない」というような「下には下がいるのだから我慢しろ」的な発想ではないのでご安心を。

そして、震災被災地で読まれているということは、「そのようにして考えざるを得ない」ほどまでに追い詰められた人たちが今もまだ多くいる、ということであると思うので、そのことはきちんと覚えておかなければならないことでしょう。でも、別にそれほどでなくても、将来にむけて不安を持っている人にとっても、今後を考えるヒントにはなるのではないでしょうか。うーん、でも若い人にはどうかなー…

もちろん、この本を読んだからといって、その人の人生が楽になる、ということはないでしょう(そんなん逆にコワい)。しかし、ちょっとは楽になるかもしれない、自分の周りにあった夜や霧が晴れるかもしれない、そんな本です。

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